AVANTE NEXUS
アバンテ ネクサス

2018年製作。

このマシンはアバンテのカスタムなのではなくKOHEI's GARAGEがデザインした新種のスペシャルアバンテになります。
1988年に発売された初代アバンテJr.があったからこそのマシンである為にデザイン的な特徴部分だけを寄せて全体を大胆にデザインしてみました。その結果「NEXUS」つまり関連性のある関係やその連鎖といった意味で命名しました。

ボディーカウルとエアロパーツは全てプラ板を使用したフルスクラッチ品になり、駆動系チューニングを施したこのマシンの最高速度はスピードチェッカー計測にて44km/hをマーク。

通称“ポルシェハンプ”と呼ばれる窪みやベンチュリートンネルを新設したシャーシ下面も拘り抜いたデザインで仕上げています。

サイドマスダンパー、自作カーボンスライドダンパー等を備え、ローラーのベアリングは全て脱脂処理後に専用オイルで仕上げる等の基礎性能向上を図っています。


又、2018年10月7日に開催されましたジャパンカップ2018愛媛大会にてコンクールデレガンス部門で「タミヤ賞」を受賞致しました。
※毎年目標としていた大阪大会02が台風の影響で中止になったので次の愛媛大会でエントリー致しました。

【SPEC】

全長×全幅×全高(mm)

158×104×31(リアウィング含34mm)

車両重量(g) ※電池なし

108.2

シャーシ

スーパーARシャーシ(ARシャーシ改)

モーター

プラズマダッシュモーター

ギヤ比

3.5:1

F/Rタイヤ幅×径(mm)

F9×24.3/R13×24.3

最高速度(km/h)

44
[計測環境]
・スピードチェッカー計測
・ネオチャンプ2.8Aフル充電
・モーター回転数33900rpm
(上記パワーソース使用。スマホアプリ計測)

ボディーカウル類やウィング等3次元曲面を積極的に取り入れ、線一本一本の走らせ方にも意識して私なりのアバンテをデザインしました。
ノーズの両サイドから逆カーブで流れる線やキャノピーの両サイドから入り込むインテークデザイン等はオリジナルアバンテのデザインに寄せました。
メインのボディーカラーはキャンディー塗装のメタリックレッドですが、クリアーコーティング前に軽く蛍光ピンクを吹いて色味を調整しました。

   

スピード感のあるデザインにする為にコクピット及びキャノピーの位置はかなり前方に配置させ、全体的に下から上えの線を斜め前方に飛ばす事でアクセントの位置をフロントに集めました。
そしてフロントホイールにはホイールフェアリングを装着させましたが空力的な意味以外にこれもフロントにアクセントを置く為であります。
メッキ調塗装を施したパーツもポイントポイントで取り入れています。

   

電源を入れるとモーターが回り走行状態になると同時にフロントヘッドライトが点灯します。
フロントは4灯式で上段が電球色LED、下段が青LED。
青LEDを選択した理由はサイバーなイメージを求めた事、ボディーの赤に対して反対色、オリジナルのアバンテが青。

テールライトは赤LEDが点灯します。

フロントホイールに装着されたホイールフェアリングはプラ板から製作。
走行時の衝撃を考慮して内側が柔軟な白プラ+外側が硬い透明プラの張り合わせ構造。
ホイールへの取り付けは硬化後も弾力性のある接着剤を使用し走行衝撃に備えました。

タイヤ後方のマスダンパーを囲っているエアロパーツは下半分をタイヤハウスへとえぐった形状にしていてタイヤの回転から発生する乱気流の排出を意識し、透明プラ板のみで軽く作りました。

サイドのデザインは重い印象にならないように曲線を使い上段と下段に別けたエアインテーク形状にしました。
空力的な意味よりも中のメッシュコードやメカをわざと見せる為に演出しました。
下段の前エアアウトレットと後ろエアインテークには黒メッシュを内側から張ってあります。

コクピット両サイドのエアーインテーク。
ここは実際にモーターの冷却目的で設けたインテークになっており、オリジナルのアバンテよりも大きく開口させています。

両サイドから取り入れた空気はカーボン調に仕上げたダクトを介して中央で合わさりモーターへ直接送られます。
空気はその後ARシャーシ既存の排出口から抜ける仕組みです。

   

冷却ダクトは透明プラ板から軽量に作りました。
タミヤのロゴとKOHEI's GARAGEのロゴは白印刷のステッカーです。

中央で合わさった空気がモーターへ送られる出口。

 

リヤウィングを側面から。
上面は後部を軽く跳ね上げた形状。

リアウィング下面は航空機の羽を逆にした翼断面形状を持たせ、下面で負圧を発生させる形状に成形しました。翼端板は基本的に大きいほうが下面の負圧をより逃がさずダウンフォースが向上するとの事ですがこのマシンには小ぶりなものを斜めに取り付けたデザイン重視な仕上がりとなりました。
ウィングの支柱はGUパーツのカーボン材を切り出して製作。

KOHEI's GARAGEと記されたフロントマスク部分もウィング形状になっています。

フロントマスク下面がリアウィングと同じように翼断面形状に成形してあり、バンパーとの間には空間を設けています。

   

シャーシ下面。
スーパーARシャーシと称したこの構造はもともとグランドエフェクト構造を狙ったARシャーシの設定をより強化させた内容になっております。

   
   
   

フロント下面。
俗に言われる“ポルシェハンプ”という窪みを設けたディフューザー形状になっており、GUパーツのカーボン材から成形したスキッドバンパーから透明プラ板で製作したディフューザー部までを翼を逆にした一つの翼断面上に成形。ここと路面との隙間を利用してグランドエフェクトを効かせる構造になっております。

中心から後にかけてはグループCカーの様なベンチュリートンネルを設けました。
又、ARシャーシ既存のモーター側アンダーパネル部分の中央後端部分はF1風のバックフォグランプに改造しました。ここは配線されておらず点灯は致しません。

ボディーカウルとシャーシ側はこの様に分離されます。
シャーシ本体はセミグロスブラックで塗装を施し艶を整えました。

   

配線コードは鋭角に折り曲がる部分以外はメッシュパイプで覆いました。回転するタイヤに万が一擦ってしまった場合の断線防止とメカニカルな見た目を両立させる為です。
メッシュパイプはタミヤからディティールアップパーツとして販売されているメッシュパイプ外径φ2.0mmを内部のビニールチューブを取り除き配線コードを通しました。

駆動系の改造。
基本的に片軸系のシャーシで改造されている方々の方法と同じです。
ドライブシャフト受けはチューニングを施した620ベアリングを使用し、
駆動ロスをより軽減させる為にクラウンギヤ外側の壁を取り払い同じくチューニングを施した520ベアリングを当ててギヤの位置出し等を行っています。他複数の抵抗減の軽減を施してあります。
又、内壁にゴールドメッキシートを張り込んでいます。

駆動の高効率化やタイヤ&ホイールの改良や加工はレース用マシンであるランチボックスCXの経験からアバンテネクサスへフィードバックさせています。
ホイールは前後計4本とも大径タイプを選択しそれらを直径22.4mmへと真円状態に近く加工し、履くタイヤは前後計4本とも直径24.3mmに仕上げています。
※ホイール&タイヤそれぞれの直径値についてはランチボックスCXとは異なります。
ギヤ比は3.5:1。
モーターはプラズマダッシュモーター。

スピードチェッカーの速度計測で44km/hを計測。
計算上、時速約44.3km/hなのでかなり近しい実測を計測出来ました。
但し、タイヤ径が小径に近い事、トルクにあふれるプラズマダッシュモーターだという事もあり大径タイヤ若しくは非力なマシンセッティングよりかは目標速度値に届きやすかったかもしれません。
[計測環境]
・スピードチェッカー計測
・ネオチャンプ2.8Aフル充電
・モーター回転数33900rpm
(上記パワーソース使用。スマホアプリ計測)

   

この様にシャーシの一部を肉抜きして金色の内部が覗けられます。

モーター側アンダーパネル内側にも金メッキシートを張り込み差し込んだ光をより反射されるようにしています。
しかし実際にはモーターの熱を反射して熱をこもらせてしまうデメリットがあると思われるので、このカスタムも見栄え重視で行ったものです。

   

ドライバーフィギュア。
フィギュア自体はビッグウィッグのキット付属の物を使用しており、頭を全体的に削って小さくした他、猫耳を着けた“CAT”は昨年のマシンThundershot TOMCATの延長です。

バケットシートは白プラ板から作った自作パーツ。
ボディーを被せると見えなくなりますが、シート裏の縦の窪みの部分にカーボンケブラー調シートを張りました。
ステアリング中央にはGTマシンやF1マシンのステアリングに見られる各種ボタンをディテールアップとして4箇所施しました。

   
   

塗装前の仮組み状態。
この様に白プラ板と透明プラ板を使い分けながらなるだけ軽量に仕上がるようにフルスクラッチを行いました。

ボディーカウルや各パネル類のサーフェイサー下地仕上げ完了図。
サイドミラーとフロントホイールのフェアリングパーツはこの時はまだ製作されていません。

 

自作したサイドミラーとシャーシのサイドシルのカバー。
これらのパーツと4本のホイールは黒のグロス塗装後にメッキ調塗装を施しました。

ボディーカウル裏側。
軽量化と強度を持たせる目的以外の理由に内部へメカを収める空間を確保する為、パテの使用は避けてなるだけ厚みを薄くする事を意識して製作致しました。
又、カウル内側には写真の様に前からスピードメーター、内装パネル、モーター冷却ダクトと組み込む仕組みになっています。

   

自作フロント用カーボンスライドダンパー。
GUパーツのカーボン材を切り出して自作。フロントディフューザーと一体型になっています。
又、スライドプレート部分はデザイン重視の肉抜き軽量化を施しました。
アルミローラーは金属磨きで鏡面仕上げしローラーベアリングも回転抵抗を軽減させるチューニングを施しました。

自作リヤ用カーボンスライドダンバー。
同じくスライドプレートはデザイン重視の肉抜きを施してある他、ベースプレートと後端スタビプレート間の空間はマシン下面からの空気が排出し易いようにせり上がるようにスラント化を施してあります。
又アルミローラーは同じく金属磨きで鏡面仕上げしベアリンは回転抵抗を軽減させるチューニングを施しました。

   

キャノピーは0.3mmのPET板をヒートプレス成形した後、内側からポリカーボネイト用スモークブラックを薄く吹く事によって車内も覗けて且つキャノピーの立体感を認識し易く仕上げました。
室内に見えるスピードメーターのメーターはイラストレーターでスケッチしたデータをデカールに印刷して貼り付けました。

キャノピーをヒートプレス成形する為の雄型。
製作工程はキャノピーを含めた一体のボディーカウルを製作し、サーフェイサーで仕上げる前にキャノピー部分だけを切り取りそれを雄型にしました。
3次元曲面の立体なので後製作になるとカウルとキャノピーとの面の繋がりが合わせにくくなる為です。

   

アルミスペーサーやアルミロックナット類は基本的にバンパーなどの外側はGUパーツの青アルマイトで統一し、内側は赤アルマイトで統一しました。

電池なし重量は108.2g

   

今回YouTubeチャンネルにてAVANTE NEXUSのショートムービーを公開しています。
スピードチェッカーでの計測模様も記録されているので是非ご覧下さい。
音楽:「Down force」 作曲&演奏&歌&編集:KOHEI

   
   

多くの人達に憧れられるスーパーカーでありエキゾチックなスペシャルアバンテを目指しました。

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