Thunder Shot TOMCAT
サンダーショット トムキャット

2017年製作。同年10月開催されたタミヤ模型ミニ四駆ジャパンカップ大阪大会02のコンクールデレガンス部門で優秀賞を受賞。

同大会が復活した2012年から毎年出展させて頂いている、マシンの改造や美しさを競うコンクールデレガンスという競技。
その5年目にあたる2017年の作品がこのトムキャットだ。

マシンのベースはREVシリーズでラインナップされているエアロサンダーショット。

オリジナルの部分はノーズコーンからコクピットを後方までのセンター部分のみを残し、それ以外の全ての形状を自身でスケッチ&デザインし軽量化を視野に入れて0.2mm厚透明プラ板で手作りした。

今回のテーマ“トムキャット”とはアメリカで”雄猫”の愛称。
かつてアメリカ空軍で運用され世界屈指の性能を誇っていた艦上戦闘機「F14」が通称“TOMCAT”と呼ばれていたとこからヒントを得た。
今回のマシンであるトムキャットはデザインを起こした当初、参考にしたのがフランスのレーシングカー「peugeot 905」なのであるが、スケッチを繰り返し実際にプラ板で形を起こして行くとだんだんと猫に見えて来てTOMCATを名づけるのが愛嬌も含めてマッチした。


マシンの運動性能面に関してもコンセプトを練って導入させた。
基本的にはミニ四駆公式レースでも実践投入させている「TerraScorcher Type Evolution2」のシャーシコンセプトをTOMCATにフィードバックさせた。

シャーシはSXシャーシを採用。
フロント&リア共にカーボンプレート加工したダブルスプリング式のスライドダンパーを装備。
更にリアに関してはスプリング等のスライド機構をシャーシ側に寄せたインボードタイプ。
制振機構は提灯機構はデザイン上却下したがサイドマスダンパー仕様としている。

電飾に関してはフロントが4灯式コンビネーション・リトラクタブルヘッドライト。
テールが左右2灯。

白プラ板と透明プラ版を使って製作した3次元リアウィングは実車同様の翼断面を持たせている。支柱はカーボンプレートを加工して製作。
「TOM's BURNER」というのは“トムのジェットエンジン”という意味合いで、ARシャーシのジェットエンジン排気口型ボディーキャッチを採用したのでそれに合わせてジェットエンジン設定にしたのである。
なのでボディーカウル末端もこの様に筒上に形状変更させている。
又、なるだけ軽量に作ることも条件であるので削りだしではなく透明プラ板を筒状に巻いて整形した。

アウトレットを斜めに設けたデザインのフロントフェンダー。
ホイールサイドをカバーする形状からリヤエンドまで捻って吸い上げて行く途中からリアフェンダーが出現するイメージでデザインしたカウル。

TOMCATは随所に猫をモチーフにしたデザインで仕上げている。
サイドビューでは、猫が獲物を目掛けて構えている姿を表現。 コクピット後方両脇のバルジは猫の肩甲骨。 キュートな曲線を意識したサイドミラー。 こんもりしたフロントフェンダーは前足の甲。 フロントフェンダーサイド前方には私がデフォルメした猫のイラストを入れましたが雄猫であっても女性らしく♪私自身も重ねてこのイラストを取り入れてみました。

 

4灯式コンビネーション・リトラクタブルヘッドライトのリトラ蓋は猫の目蓋。

シャーシ機構の話に移ると、まずTerraScorchr TypeEvo.2と同設計のダブルスプリング式のカーボンスライドダンバー。

リアビュー。
メッシュの奥にダブルスプリングを含むスライド機構を押し込んだインボード式カーボンスライドダンパーを装備。

コクピットのインパネ類はカーボン製を表現した仕上げ。
専用バケットシートはカーボンケブラー製である事を表現したオリジナルデザイン。

シャーシ裏。
リアバンパーとシャーシの支持は走行時の強度を考慮して3点支持。
タイヤとシャーシの隙間に見えるステンレスメッシュホースは中にリアライトの配線が通っています。

   

ボディーカウル製作初期段階。
この様にノーマル要素はセンター部分のみ。
この段階で既にスライドダンパーが来上がっていますが、このマシンはほぼほぼシャーシ製作から先に作業に入っています。

シルエット軽量化技法をフルに応用して軽量化と造型の自由度を両立。
改造というよりもTOMCATという新しいデザイン=マシンに仕上げました。

ヘッドライトとテールライトはユニット一式をシャーシ側へ組んでいる為この様にボディーカウルの着け外しの際に断線の心配を軽減出来ます。

フロントのコンビネーション・リトラクタブルライトの点灯システムは、走行スイッチを入れるとモーターが回るのと同時に下段の青LEDとテールライトが点灯。
そしてシャーシ裏に設けた別スイッチを入れるとリトラクタブルが開き全点灯となります。

高い戦闘能力と攻撃性を普段は見せることの無いキュートなルックスのスーパーカーを表現してみました。

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